遺品写真を処分する3つの方法|供養やデータ化を解説

「遺品写真はどうお手放しすべきか」と手が止まってしまう方が多くいらっしゃいます。

ご葬儀直後で疲れている時期はご無理をしないことが何より大切です。本記事では後悔しないお写真の整理方法を解説します。

関 友宜 わかりやすい家族葬 事業責任者
著者

関 友宜
わかりやすい家族葬 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
その中で、葬儀の「後」も多くの人が悩むことを経験しました。葬儀が終わってホッと一息つくのもつかの間。遺品整理や相続など、多くの人が悲しみから立ち直りきっていない中、慌ただしく進めていかれます。

その現状を少しでも支えようと、自身の経験をもとに遺品整理に関する正確な情報発信やリアルな声をお届けしております。

この記事はこんな人におすすめ

  • 故人さまの遺品写真の処分方法で悩んでいる方
  • 写真を捨てることに罪悪感や不安を感じている方
  • 遺影写真の適切な手放し方や時期を知りたい方
目次

遺品写真を後悔なく処分する3つの方法

お写真は、自治体のごみとして出す、お寺でお焚き上げをする、遺品整理業者へ任せるという3つの方法で手放せます。

自治体の可燃ごみに出す際は個人情報への配慮が必要です。

罪悪感を覚える場合はお塩でお清めをしてから白い紙で包むと心が落ち着きます。

著者(関)

「そのままゴミとして捨てるのは忍びない」と涙ぐまれる方が多いです。
お塩で清めて包むだけで、お心は軽くなりますよ。

後悔しないかご心配な場合は数枚お手元に残し、燃えない素材は外します。

ご家庭での処分が不安な方は、お寺や神社でのお焚き上げがおすすめです。

業者へ任せることでご負担を減らせます。費用の目安は以下の通りです。

手放す方法と物量費用の目安
みかん箱1箱程度のお焚き上げ3,000円〜1万円程度
遺品整理(1R〜1K)3万〜8万円程度
遺品整理(1DK〜1LDK)5万〜20万円程度
遺品整理(2LDK)12万〜30万円程度
遺品整理(3LDK)17万〜50万円程度

依頼時は、市区町村が交付する「一般廃棄物収集運搬業許可」を持つ事業者を選びます。

「産業廃棄物収集運搬業許可」は使えませんので、混同にご注意ください

無許可のトラックは高額請求につながるおそれがあり、環境省も注意喚起しています。

見積もりを書面で受け取り、追加料金の有無と作業範囲をご確認いただくと安心です。

著者(関)

お疲れのときこそ業者選びは慎重になさってください。
「無料と言われ高額な追加費用を取られた」というご相談は後を絶ちません。
不安を感じたら、信頼できる葬儀社にご相談ください。

事業者の選び方は、後悔しない遺品整理・不用品回収業者の選び方と地域別おすすめ業者一覧をご参照ください。

処分に迷う遺品写真は選別とデータ化がおすすめ

迷う場合は、ご家族と残すお写真を決めることから始め、データ化するのがおすすめです。

スマートフォンなどで省スペースに保管でき、お写真の劣化も防げます

勝手に処分するとご家族間でのすれ違いにつながるため、事前の同意を得ておくことが大切です。

著者(関)

思い出話に花が咲いて作業が進まないこともよくあります。
故人さまを偲ぶ時間こそが大切な供養になります。
どうか焦らず、皆様のペースで進めてくださいね。

スムーズに作業を進めるため、以下の基準を設けるとよいでしょう。

  • 故人さまのお人柄が伝わるものや、ご家族の集合写真を優先して残す
  • 風景のみのお写真や、似たような構図のものはご無理のない範囲でお手放しに回す
  • 「迷う写真ボックス」を作り、期間を決めて一時保管し焦らず判断する

作業が難しい場合は、専門事業者の郵送サービスを利用するのも手です。

データ化の費用の目安は以下の通りです。

データ化の方法費用の目安
アルバム1冊(専門事業者へ依頼)約2,500円〜6,000円
バラのお写真1枚(専門事業者へ依頼)約10円〜100円
ご自身でスマートフォンなどを活用費用を大きく抑えられる

保存したデータは、デジタル遺品として埋もれないよう配慮が必要です。

パスワードなどを残し、あらかじめご家族と共有先を決めておくことが大切です。

著者(関)

「スマホのロックが解除できず、写真が取り出せない」とお困りのご家族が急増しています。
いざという時に見られる状態にしておくことが、残された方への優しさにつながります。

遺品整理から相続まで、1つの窓口でまとめて対応できる葬儀社を選ぶことで、心身のご負担を大きく減らすことができます。

特別な遺品である遺影写真の処分時期と手放し方

遺影写真を手放す時期に決まりはありませんが、四十九日などの法要が一つの目安です。

ご自身の心の整理がついたタイミングで、無理なくご判断いただければ大丈夫です。

著者(関)

額縁に入った遺影写真は手放しづらいものです。
「飾っておきたいけれど場所がない」と悩まれる場合は、L版サイズに焼き直して小さな写真立てに入れるご提案をよくしています。
身近な場所で故人さまを感じられます。

遺影写真を飾るか、お手放しするかをご家族で話し合うとよいでしょう。

処分に罪悪感がある場合は、お寺での閉眼供養(魂抜きの儀式)や、お焚き上げを依頼するとご安心いただけます。

費用の目安は以下の通りです。

手放す方法費用の目安
お寺での閉眼供養やお焚き上げ1枚につき2,000円〜1万円程度
葬儀社や供養の事業者へ引き取りを依頼1枚あたり1,700円〜3,000円程度
ご自身で自治体の家庭ごみとして処分指定ごみ袋代(数十円〜数百円程度)

お付き合いのある菩提寺がある場合はそちらへご確認ください。お見積りのときに遠慮なくご質問いただくと安心です。

郵送するだけで、提携する寺院での供養からお手放しまで行ってくれる窓口も充実しています。

著者(関)

重いアルバムを抱えてお寺へ足を運ぶのは大変です。
郵送サービスを利用することは決して冷たいことではありません。
ご自身のご負担を減らすことも、大切な供養の形です。

ご自身でお手放しになる際は、お写真にお塩を振ってお清めをし、白い布や紙で包んでごみ袋に入れます。

遺品写真の処分に関するよくある質問

遺品写真はすべて手放してもよいのでしょうか?

法的な問題はありませんが、後になって「残しておけばよかった」と後悔される方が多いため、数枚だけでもお手元に残しておくことをおすすめします。迷われる場合は「保留ボックス」を作り、期間を置いて再度判断すると安心です。

アルバムから写真を剥がせない場合はどうすればよいですか?

無理に剥がそうとすると破れてしまうおそれがあるため、アルバムのままお焚き上げや、遺品整理業者にお任せするのが無難です。データとして残したい場合は、ページごとスマホで撮影するか、データ化サービスに依頼すると、きれいに残せます。

故人が写っていない風景写真はどのように処分すべきですか?

誰が写っているかわからないお写真は、思い切って手放すことをおすすめします。自治体のルールに従って可燃ごみに出して問題ありません。抵抗がある場合は、お塩を振ってお清めをしてから紙で包んで手放すと心が少し軽くなるはずです。

まとめると...

遺品写真の処分で後悔しないために

お手放しは、可燃ごみに出す、お寺で供養する、専門事業者に依頼するなど、状況に合わせて選ぶことが大切です。

迷う場合は無理をせず、ご家族とお写真を選別してからデータ化することで、心残りなく整理を進められます。

遺影写真は四十九日法要などを区切りとし、ご家族で話し合いながらご判断されるとスムーズです。

心身への負担を減らしながら、大切な思い出を悔いなく整理していきましょう。

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