デジタル遺品とは?放置のリスクと家族ができる安全な整理手順

デジタル遺品とは、パソコンやスマートフォンに残されたデータや、インターネット上のアカウント情報のことです。ご家族が全容を把握しにくい特徴があります。

本記事では、何から手をつければよいかお悩みの方へ向けて、放置するリスクや安全に整理する手順をお伝えします。焦らず少しずつ確認していきましょう。

関 友宜 わかりやすい家族葬 事業責任者
著者

関 友宜
わかりやすい家族葬 事業責任者

葬儀業界10年以上。対応した葬儀施行件数は2000件以上。
その中で、葬儀の「後」も多くの人が悩むことを経験しました。葬儀が終わってホッと一息つくのもつかの間。遺品整理や相続など、多くの人が悲しみから立ち直りきっていない中、慌ただしく進めていかれます。

その現状を少しでも支えようと、自身の経験をもとに遺品整理に関する正確な情報発信やリアルな声をお届けしております。

著者(関)

ご家族から「故人さまのスマホのロックが解除できず、ネット銀行が確認できない」とご相談を受けることが増えています。
デジタル遺品は、早めの確認が大切です。

この記事はこんな人におすすめ

  • スマホやパソコンのデータ処理に困っている方
  • 放置するリスクを知りたい方
  • 生前整理の方法を知りたい方
目次

デジタル遺品とは?スマートフォンやパソコンに残された情報

デジタル遺品とは、故人さまの機器内のデータやインターネット上のご契約のことです。お写真やSNS・ネット銀行などのオンライン上の情報が含まれます。
非常に見落としやすく、放置するとトラブルにつながるおそれがあります。

生前整理(お元気なうちに持ち物を整理しておくこと)がされていなければ、ご家族が見つけるのは困難です。

著者(関)

スマホ内のデータやネット口座は、ご家族が見つけにくい部分です。
何がどこにあるかを確認するだけでもご負担は変わります。

項目現状
スマートフォンの利用率60代で約78%、70代で約49%
ご相談件数の推移過去10年間で約3倍に増加
主なご相談内容約8割がパスワード不明というお悩み

デジタル遺品の放置によるリスクと注意点

未整理のままにしておくと利用料金が引き落とされ続けるなどの不利益が生じます。
まずは契約状況をご確認いただきましょう

利用料金の発生やご財産の相続漏れ

ネット上の銀行口座や有料サービス通帳がないため見落とされがちです。手続きから漏れると相続のやり直しが必要になるなど、ご負担が大きくなってしまいます

もし相続放棄をご検討中の場合故人さまの品をお手放しになったり解約を進めることはご注意ください。相続を承認したとみなされるおそれがあるため、専門家へご確認ください

著者(関)

相続放棄を考えている場合、スマホの解約などが「財産の単純承認」とみなされるトラブルが起きています。
慌てて解約せず、専門家へご相談ください。

  • 電源を切らずに充電して安全に保管する
  • 利用明細から有料サービスを一覧にする

個人情報の悪用やデータ消去のおそれ

スマートフォンには大切な個人情報が含まれており十分に確認せずにお手放しになると情報が流出するおそれがあります。
SNSが悪用されるケースもあります。

リスクや注意点詳しい内容
端末のロック複数回間違えると操作できなくなります
データの消去安全のためすべて消去される設定があります
無理な入力推測での入力は控えてください

推測で入力し一定回数間違えてしまうと端末のデータが初期化される設定もあります。焦らず、パスワードのメモなどの手がかりを探すことから始めましょう。

著者(関)

パスワードを間違えて、端末が完全にロックされるケースは非常に多いです。
まずはメモなどの手がかりを探しましょう。

  • パスワードのメモなどの手がかりを探す
  • 通信履歴から継続料金の発生を特定する
  • 解除が難しい場合は専門事業者に相談する

デジタル遺品の生前準備とご家族ができる安全な対応

事前に対策しておくことで、ご家族の負担を減らせます
ここでは、安全に整理を進める手順や、お元気なうちにできる備えをお伝えします。

ご家族の負担を減らす事前の記録

お元気なうちに情報を整理しておくことで、万が一の際もご家族がスムーズにご対応できます。エンディングノート等にパスワードやサービスの一覧を遺しましょう。

  • サービスやパスワードを紙に書き出す
  • メモに修正テープを重ねて安全に保管する
  • 各サービスの追悼機能などを設定しておく

使っていない有料サービス早めに解約し、取り扱いについてご家族で話し合っておくことも大切です。

著者(関)

ノートの「整理リスト」のおかげで、スムーズにお手続きを終えられた方がいらっしゃいました。
お元気なうちのメモ1枚が、ご家族への最大の優しさになります。

パスワードがわからない時は専門事業者へ

パスワードが開けずに手が止まってしまう方が多くいらっしゃいます。ご自身での解除が難しい場合は、専門の事業者へのご依頼をご検討ください。

項目詳細
主なご依頼内容パスワードの解除やデータ復旧など
費用の目安数万円から数十万円となるケースが多いです
ご依頼時の注意点作業範囲や追加料金の有無を確認することが大切です

専門的な作業はご自身で行うには大きなご負担となります
気になる事業者にまずはお見積りだけでもご依頼ください。

後悔しない遺品整理・不用品回収業者の選び方と地域別おすすめ業者一覧も参考に、現地見積りの際に遠慮なくご確認ください

合わせて読みたい関連記事

著者(関)

デジタル遺品や相続のお手続きが難しく感じるのは当然です。
すべてを抱え込まず、プロを頼ってください。

ご葬儀後の「遺品整理・相続・お墓」まで1つの窓口でまとめて対応できるため、ご負担を大きく減らすことができます。

デジタル遺品に関するよくある質問

デジタル遺品を放置するとどうなりますか?

月額料金やクレジットカードの自動決済が継続するリスクがあります。また、ネット銀行などの資産に気づかず、相続手続きから漏れることもあります。個人情報流出のおそれもあるため、早期の把握と解約が必要です。

故人さまのスマホのロック解除は自分でできますか?

メモが見つかれば解除できますが、推測での入力は避けてください。一定回数間違えるとロックがかかり、初期化せざるを得なくなる場合があります。手がかりがない場合は無理に解除せず、専門の事業者へご相談ください。

デジタル遺品の整理はいつから始めるべきですか?

ご葬儀後、落ち着いたタイミングで早めに取りかかるのが理想です。ただし、相続放棄をご検討中の場合、解約やお品物のお手放しにより放棄が認められなくなるおそれがあるため、事前に専門家へご相談ください。

まとめると...

デジタル遺品を安全に整理して負担を減らすために

デジタル遺品は月額費用の発生や、個人情報が流出するリスクを伴います。
まずは利用明細から契約状況を確認し、解除が難しい場合は専門事業者へ相談しましょう。

ご負担を減らすため、お元気なうちに情報を残す生前整理をおすすめします。
一括で相談できる窓口を頼ると安心です。

この記事を書いた葬儀社をご紹介

東京・神奈川・千葉・埼玉の一都三県を中心に、費用も見栄えもちょうどいい葬儀・家族葬を提供しております。
明朗で適正な価格で、後悔のないお葬式はもちろんのこと、葬儀の後(遺品整理・相続・お墓など)までマルッとあなたをお支えいたします。

東京都民のわかりやすい家族葬
横浜市民のわかりやすい家族葬
川崎市民のわかりやすい家族葬
相模原民のわかりやすい家族葬
さいたま市民のわかりやすい家族葬
千葉市民のわかりやすい家族葬

地域別!

遺品整理/不用品回収
おすすめランキング

北海道・東北地方

関東地方

中部・甲信越地方

関西地方

中国・四国地方

九州・沖縄地方